1/24/2009

一足DCへ。

Onwardのオープニングには200人以上の人が来てくれた。去年の様に季節外れに暖かい日ではなく、今にでも雪が降りそうなとても寒い日であった。それにも関わらず200人も人を集めることができたのはなかなかのものである。

オープニングが終わり先週から工事作業を始めているがなかなか終りが見えない。今回はレンガの壁を切ってそこにドアを取り付けるという少し大掛かりな作業である。先週は寒波にも襲われ,外での作業はひたすら寒くなかなか作業が進まない。そんな事を思っているとついつい他の作業をしたくなり,この一年位かけて作っているコート掛け兼コンピューターステーションみたいなものを終わらせる為ひたすらKevinと作業をする。

そんな所に先月大阪で会ったThird Gallery Ayaの綾さんからメールが届く。仕事でNYに来る用があるらしくそこから足を伸ばしてDCまで行くというのである。DCではRobert FrankのAmericansのショーがあり,もし良かったら一緒に行かないかと。一瞬、頭の中でinaugurationが行われるDCは相当人が集まっていると思って躊躇したが結局行く事にした。

綾さんがフィラデルフィアに着いたのは列車の遅れのせいで夜10時を過ぎていた。これもその日にObamaがフィラデルフィアの駅から電車に乗って行ったのが理由であった。案の定、次の日からinaugurationの行われる日までは電車のチケットがほとんど完売されていて、僕達もチケットをとることができなかった。そこでアシスタントのJeremyの車を出してもらい3人でDCを訪れる。

DCには2年以上も訪れていない。前回来たときは妹の様なPraeがまだアメリカにいた時で、彼女の住まいだったタイの大使館に泊まったのを覚えている。なにげに近いようで遠いDCである。この様に何かあった時に訪れるのが普通になってきた。あさの10時頃にフィラデルフィアを出て高速で行くと2時間ちょっとでDCに着く。

ロバートフランクのアメリカンズは教えているクラスで毎回見せているのだが,全てのイメージを見せている訳ではなく、そして順番も変えているのである意味新鮮に感じられた。本の構成やその裏の彼のアイデアなどが分かりやすく説明してある。本を出す前までの作品やコンタクトもあり,ロバートフランク好きの人にはとてもいいショーではないかと思う。

帰りは3人で友達のFairlieの家で夕食をごちそうしてもらい,彼女の家に訪れている人達との会話を沢山してきた。ワインと簡単な食事、そしていろんな人種やバックグラウンの違う人達との会話というのはいつもいい組み合わせである。僕たちの分野である写真やアート教育など、ある意味勝手に話をさせてもらってきた。

綾さんは日本からの写真関係の二人目のお客さんである。来月訪れる予定になっている久保さんなども含め、今年はこのように日本からのお客さんが沢山来る予定である。こちらでのネットワークをうまく活用して、personableに迎えたいものだ。



1/02/2009

お正月は…

今年は週末のチケットがとれないという事で元旦に帰国をする。

大晦日は弟の家族も含め家族全員で食事に出かけた。弟とは11年間一度も会う機会がなかったが、去年からこのように帰って来る度に家族で会う様になった。子供が3人もいるという事でいつのまにか「異国にいる容姿が変わった叔父」ということになっている。

夕方位に帰ってきてからは荷物の整理。今回は本関連の物が多い。そして食べよう食べようと思っていた牛丼をわざわざ買ってきて夕食の年越しそばと一緒に食べる。夜はひたすら荷物の整理。

元旦の朝は家族で一緒にお雑煮と簡単なおせち料理を食べ,昼位には空港に向かう。空港での昼食は何を食べようかとさんざん悩んだ結果、ホイコウロウ。タラコのスパゲティーも捨てがたかったが、高校生の時に近くのラーメン屋によりよく食べていたのを思い出した。しかしフィラデルフィアの中華街でホイコウロウは見かけない。

フィラデルフィアには着いてHappiが空港まで迎えに来てくれる。スタジオ番をしていたAlと友達のSteveも現れ、皆でパスタとサラダの簡単な夕食を作る。荷物を開けながら、お土産をあげたりとお土産話をする。こんな気さくに集まれる友達と一緒に時間を過ごしている時こそ、ここにも自分の生活があると実感をする。

おかげで日本とアメリカでお正月を過ごすことができた。ある意味今年からのアメリカと日本の行き来が増える事を象徴しているようである。