12/14/2007

今日は日本に出る前に忙しいのだがボブと撮影に出かける。

ボブは僕のプリントのクラスを取っている写真家である。もともとは会計士として働いていたのだが写真の方がやりたく会計の仕事を少なくし今ではほとんど写真活動の為に世界各地旅行をしている。主な作品としてイタリアのシシリア島やローマニア,そしてエクアドルを毎年回っている様だ。ライカを片手にこの元会計士は世界を回っているという感じであろうか。なかなかたくましい。

今回彼がPhiladelphia Grid Projectという物を始めた。用はいくつものマスに分かれているフィラデルフィアの地図を毎月一つずつ回って撮影をしようという物だ。フィラデルフィアの地図を見ると大体60ぐらいのマスに分かれていて単純に計算しても4年半ぐらいかかる。こんな壮大な活動をしてしまおうというのがボブのアイデアである。

もともとはオレゴン州のポートランドという町で行われている物らしくすごいことにPortland Grid Projectは10年かけて一周目が終わり参加している写真家を変え2周目に入っているということだ。

今回は初回でフィラデルフィア空港のあたりのページが選ばれた。空港の滑走路が始まる所からデラウェアー川まである。僕もこのような所を回るのは始めてである。このように行ったことものない町の部分を見るということもこのプロジェクトの意図している所である。

一番最初に訪れたのがFort Mifflin。Fortということで昔の砦で地図でも分かるようにまわりを堀とレンガの壁に囲まれている。ここは空港の近くということで着陸する飛行機がかなり低飛行で空を横切る。昔のままの建物と空を横切るカラフルな飛行機のミスマッチな所を撮ってみる。ちょっと見つけたイメージであるがこのような感じであろうか。さすがに4x5を使っているのでどれくらい早いシャッタースピードが切れるか分からないがとにかく撮ってみる。なかなか面白い所で撮影の為に生徒なんかを連れて来てもいい所である。

次にフィラデルフィア空港のあたりを車で回ってみる。ここでは車を降りずに様子を見てみる。僕も知らなかったがフィラデルフィアには昔の国際空港の後がそのまま廃墟となって残されている。ボブにいわせると15年ぐらいまでこの建物を使っていたらしくとても居心地の悪いビルで評判だったらしい。いつもアメリカですごいと思うのはこのように昔の建物が取り壊されずそのまま放置してあるということである。さすがに土地が広いので壊すよりそのまま放置した方が経済的なのだろう。

次に回ったのが横道にそれた所でコンクリート工場などが集まっている工業地域であった。I-76からI-95につながるGeorge Platt Memorial橋のもとを先に行くとだんだん道も舗装されていなくなりかなり面白い風景が見ることができる。こんな道には入ったことのなかったので全てが新鮮に感じられた。

今日は3時間ぐらい開けて4x5で10枚ぐらいを撮る。7x17や8x10でも撮りたかったが日本に行く準備の為に出すことはできなかった。来年日本から帰って来た時に次のマスの撮影に持っていこう。

11/22/2007

一日中ギャラリーの奥にある部屋の掃除をEmmanuelとする。

今回のギャラリーの工事が終わって一息したい所だがまだ工事を続けなければいけない。このビルには残り2000sq ftちょっとのスペースがある。どうやって残りのスペースを活用していくが課題である。

アパートなどを作り借り手を探せば安定した収入が入ってくるがアパートを作るにはどうしてもコストが高くなってしまう。そこで僕は写真家が借りれるオフィスを作ったらどうかと考える。そして何も一人に貸すのではく共用のオフィスを作って数人に貸す様にしたらどうかと思う。そうすることによって駆け出しの写真家がコストがあまりかからずクライエントなどに会うことのできるスペースをもつことができる。

こうすることによってこのスタジオ運営以外からも写真関係のビジネスで程度安定した収入が入ってくるのではないかと思う。これから資金調達の為にいろいろ活動をしていかなければならない。又少し忙しくなりそうだ。

11/18/2007

土曜日は朝からNYに行く。毎学期このように生徒を連れてギャラリー/美術館巡りをするのである。

さすがにフィラデフィアでは写真を見る機会があまりないのでこのような活動をしている。やはりプリントを実際に見るのが一番よい勉強ではないかと思う。

今回の一番最初の目的地はMetropolitan Museumだ。今イギリスの写真歴史初頭の紙ネガティブを使った写真の企画展示を行っている。僕に撮ってはこれが一番の目的であった。紙ネガティブは前々から興味がある方法であって何か面白いことができないかと思っていた。前にフィラデルフィアの339ギャラリーで見たEdward Dimsdaleなどもコンテンポラリーで紙ネガティブを使って作品を作っている。紙を通して露光しているので粒子などが粗くある意味ではスケッチのように見えるところ興味があるのだろう。TalbotHills and Adamsonなどの写真を始め他にも山ほど名前の知らない写真家のイメージを見て来た。

お昼を食べて少し北にあるJewish MuseumにBruce Davidsonのショーを見に行く。Omarから聞いたショーで近くにあるのでよってみる。ユダヤ人のIssac Bashevis Sinderという作家と彼が通っていたカフェテリアをテーマに撮っている作品だった。白黒で彼のポートレートを中心にショーが構成されている。中でも面白かったのはBruceがIssakを撮った短い映画であった。彼の人とのやり取りや日常の仕草などを撮って面白く編集してある。

次は地下鉄に乗り57th Streetまで行く。この近辺にはギャラリーが沢山ある。まずはHoward Greenbergでチェコの写真家のプリントを見に行く。19世紀初頭の作品で少しバウハウスの影響を受けている作品が並んでいた。目玉はJosef Sudekで僕は彼の作品がとても好きである。$4000-$9000と値段もかなりいい物が付いている。

同じビルにあるBoni BenrubiでSimon Norforkの写真を見る。前々から彼の写真を見たいと思っていたのでががなかなか見る機会がなかった。今回の作品は僕が見たかった作品とは違っていたので興味をそそられなかったのだがいつか実際のプリントを見てみたい。

そして反対に位置するPace/McGillに寄る。Fazal Sheikhという写真家が撮ったポートレートが並んであった。額にはガラスが貼っておらずマットに仕上がったインクジェット質感まで見れるようになっている。

作品を見ていて「何でインクジェトなんだろう?」という疑問がわいた。あまりにもトーンが整いすぎていてポスターみたいな印刷物を見ている様な気がした。このようなプリントがどんどん増えて行くのだろうか?

次はEdwynn Houkに寄る。ここはAndreaの作品も扱っているギャラリーで有名な所としてはSally MannやLynn Davisなどがいる。Andreaには一月にある4年ぶりのショーのオープニングにぜひ来てくれて言われている。

ギャラリーに入ると少し内装が変わっているのに気づく。どうやらオフィススペースの為にギャラリースペースを小さくしたようだ。ここでは何回か見たことのあるLalla Essaydiの作品を見る。ちょっと前までには次に寄ろうとしているLaurence Millerで作品を見せていた。角を曲がったギャラリーに作品を移す理由などを考えながらギャラリを巡る。

次はLaurence Miller。ここでは僕のスタジオの近くに住むRay Metzkerの作品が飾ってある。Ray Metzkerとは顔を合わせたことがないが彼の家を自転車でよく横切る。多分フィラデルフィアで一番知られている写真家ではないだろうか。今回の作品は暗室で実験的に作っている物でネガなどを使わず印画紙と光と薬品だけでイメージを作っていた。つまりは一枚一枚がオリジナルである。

Laurence Millerからでて来た頃には空がめっきり暗くなっていた。最後は居酒屋大将で焼き鳥を食べビールや日本酒を飲みながら皆で楽しい時間を過ごす。途中からICPで一日中クラスでプリントしていたOmarも合流した。恒例のNYギャラリーツアーの締めくくりである。次回はAIPADが行われる春に生徒を連れてNYに訪れることになりそうだ。

Photo Credit: Al For

11/15/2007

今日はRon Tarverという写真家が写真を撮りにスタジオを訪れた。

別にモデルなどをつれてきた訳ではなく僕の写真を撮りに訪れたのである。彼は自分の作品を作る傍らPhiladelphia Inquireで報道写真を撮っている。そのPhiladelphia Inquireが僕の写真活動とProject Bashoについて記事を書きたいというのである。

新しいビジネスを始めると一番の問題はマーケティングである。どのように多くの人にProject Bashoを知ってもらうかというのがいつも課題だ。さすがに広告はとても高し効率も良くない。僕みたいな小さなビジネスのマーケティングは効率がよくしかもお金のかからない方法を考えなければならない。

僕の行うマーケティングの方法としては主にサイトを中心にしてオンラインで行うものから印刷物を使って実際に手に取ってもらう情報の提供方法がある。でもさすがにこれだけではまだまだ足りない。広告費の方はどうしても値段が張ってしまうのでできる限りしか行わない。

そこでこの夏にPR Writerを雇っていろいろなメディアにProject Bashoと僕の写真活動をテーマにネタの売り込みをした。用は相手の興味をそそるようにストーリーを書いてエディターに送るのである。そのかいがあって今回やっと一つの新聞社から2ヶ月後に連絡が来た。

今回記事を書いてくれる人はKaren Hellerといい政治のコラムからこのようなfeature storyまでいろいろ書くらしい。彼女は最近とても注目を浴びてきたZoe Straussという写真家の記事も前に書いたようだ。

彼女とは先週一緒に写真を撮りにいく予定だったが時間に間に合わなく日が沈んでしまいうまくタイミングがあわなかった。しかもオープニングのことで忙しかった先週の水曜日に彼女はインタビューに訪れたのである。

というわけで彼女は今週もう一度スタジオを訪れてインタビューを行った。ぼくのバックグラウンドやProject Bashoがどのように始まったのたのかなどをから始まり、どうして自分の作品だけを作らないでこのようなコミュニティー作りに時間と労力をかけているのかなど結構面白いトピックも話の話題になった。後はAndreaやStephen Perloffなどの連絡先を伝えて彼女が後で連絡するようだ。このような人達が支えてくれているのはとても大きな助けである。どんなことを聞くのかとても楽しみである。

カメラマンのRonは実際に顔を合わせた訳ではないが名前と作品は知っている。話を聞くとフィラデルフィアで結構長い間写真活動をしているようだ。初めて聞いた話だが彼はPhotoSessionという写真イベントを90年代の始めから半ばまで行っていた。写真家を連れてきてレクチャーを行ったり写真を見せる機会を作ったりするイベントである。このようなイベントが幾つか存在しアメリカで最も大きなものは二年に一度Houstonで行われるFoto Festであろう。何年か行ったがある程度大きくなるとフルタイムでイベントを企画する人がいなく結局は自然消滅してしまったようだ。

僕は前々からこのような街全体の写真イベントを近い将来行いたいと思っていた。実際にどこから手を付けていいのかわからなかったので夢でしかなかったがRonのように実際の経験がある人を知ったのはかなり大きなステップである。

Ronとは他にもフィラデルフィアでギャラリーとしてどのように写真を売ることができるかを結構長い間話した。彼もギャラリーを通して写真を売っているのだがフィラデルフィアではコレクターというよりも企業やホテルに売ることが多い様だ。僕も前々からこれがフィラデルフィアのマーケットではないかと思っていたがこれから写真を売って行くにあたって重要な点である。このような情報交換を写真撮影しながら話していた。

どちらかと言うとRonとは写真撮影の方は名目でしかなくお互いの活動を知ろうというのが主な目的だった様な気がする。彼は最後に僕の8x10と7x17のカメラの写真を撮ってスタジオを去って行った。

今回はいい広告になりそうな記事も書いてもらったし前々から会おうとしていたRonにも会うことができ一石二鳥であった。

11/13/2007

昨日やっとチケットを買った。この冬に帰ろうとしている日本へのチケットだ。

僕はアメリカにきてから11年ぐらいたっているが一度も日本に帰っていない。大学にいる時は帰る飛行機代がもったいないと思って帰ろうとは思わなかった。大学を出てからは何かと忙しくProject Bashoを始めてからはそんな時間も金銭的な余裕もなかった。

今回も余裕がある訳ではないが名目としていろいろと日本で写真を通して知り合った人に会ったりや新しいビジネスの機会を探りに行こうとしている。

アメリカにいながら日本にいる人などに知り合うというのはさすがにインターネットのおかげである。この2-3年で日本のAlternative photographyのサイトを通して写真活動を行っている人達を知るようになる。管理人のニシマルさんにも面識がないのでぜひ滞在中に会ってみたい。

後はNYで始めてあったクボさんである。アメリカにくる前に買ったCommercial Photoの特集雑誌でクボさんのことを初めて知った。クボさんが初めてPrinterという職業を意識させてくれたようなものだ。今でも雑誌は僕の本棚に残っている。

もう一つの目的として金沢を訪れようとしている。前々から日本との行き来をもっと盛んにしたいと考えていた。一つは日本からの参加者がワークショップをとりやすくする環境を作ろうとしてきた。後はどうやってこちらから人を連れて行くかというのが僕の課題であった。そこで来年の秋にこちらから写真を撮りに行くツアーを組もうと考えている。

これはワークショップなどではなく旅行をしながら写真を撮る機会を提供しようというツアーである。もちろんこちらから日本へのツアーというのはあるだろうが写真を撮ることを中心にしたものはまれだと思う。写真を撮る人にはその人達の旅のペースというものがあり写真活動をしている僕だからできるようなことではないかと思う。

後日本で写真家探しも行いたい。ブログなどを読んでいると東京には小さなギャラリーが出てきたようなのでギャラリー巡りを行いたい。僕が新宿で働いていた時はKonicaとWestonによく訪れていたがこのような小さなところはなかったと思う。1-2年中にはProject Bashoのギャラリーで日本の写真を見せたいと思っている。

このようなことの為にこの冬に日本に帰ろうとしている。行く前から忙しくなるような感じがする。

11/11/2007

木曜日はグループ展のオープニングを催した。水曜日はその準備の為朝から壁のペンキの塗り替えをする。

今回できたギャラリーは部屋の角や天井をなどを丸めるように作った。デザイン的にも見栄えも良いのでそんなことを工事中に挑戦してみた。さすがに時間は余計にかかりそして何回か失敗しdrywallもだめにしたが最終的には何とか形は作ることができた。前回のイベントの前はtapingの段階で失敗した所などを直せばいいと考えていたのだがそこまで時間がなくペンキを塗って一時的に終わらせるしかなかった。なので直さなければいけない部分が壁中にある。それを一つずつ丁寧にjoint compoundを使い滑らかにして行く。それが乾き次第紙ヤスリでもっと滑らかにしていく。こんなことを手伝ってくれているEmmanuelと行っていたら半日かかった。残りの半日をかけてペンキを塗って行く。

水曜日の夜はモニターの手伝いを借りて写真を飾ろうとする。床に紙を敷いて大体のレイアウトを決めて行く。グループ展ということもあり人それぞれの写真が全く違うので大体のモチーフと額の大きさで場所を決めて行く。ある壁はポートレートが中心であったり少し抽象的な物でまとめたりとまとまりのない所にまとまりを付けて行く。モニターのJessicaにはみんなの名前とミディアムをプリントしてもらって札を作ってもらう。

普通なら木曜日の昼間にもっと時間をかけて写真を飾るのだが木曜日は朝からやることがあったので全て水曜日の夜に終わらせなければならなかった。しかし結局時間が足らずレイアウトまでしか水曜日にはできなかった。

木曜日は朝からHomeDepotに行き配線関係の物を買い出しに行く。このイベントの為にウェッブデザインを手伝ってくれているMollyの彼がDJとして音楽を流してくれるのでコンセントが必要なのである。問題はどうやって今日中に写真を飾るかである。

一日もあれば50ぐらいの写真を飾るのは問題ないのだが今日はAndreaがコンペの写真をどうしても審査したいというので僕は彼女に付き添いしなければならない。このことは後日又書くことにする。

何はともあれ午後の4時位からやっと写真を飾り始めることができた。ただ誰も手伝う人がいないのでどうしても時間がかかってしまう。4枚目の壁が終わった時にはオープニングが始まる6時位になっていた。

6時になる早速ドアをたたく音が聞こえる。誰かドアを開けてくれと思いながらドアを開けてみるとOmarが立っていた。彼はまだ日本から帰って来て数日しかたっておらず時差ぼけのままわざわざNYからこのイベントの為に来てくれたのだ。もちろん彼の写真もグループ展に入っている。早速彼にも手伝ってもらい残りの壁に写真を飾る。全ての写真が飾り終えた時はもう7時ぐらいになっていた。

MollyとMattもその頃に現れてDJのセッティングをし始めた。食べ物やワインはChristaが夕方からそろえてくれていた。写真を見せている人やその友達などがギャラリーにどんどん入ってくる。このような場で活躍するAlも現れた。彼の作品はフィラデルフィアの町の風景を4x5のピンホールで撮ったplatinum/palladiumプリントである。

ごたごたした二日だったがギャラリーへの人でもよく最初のオープニングとしては成功だったのではないかと思う。

Photo Credit: Al For

11/06/2007

今日は朝から一日中文章を書く仕事をした。

朝はJacobが下書きしてくれたプレス向けの案内の直しをする。ワードで出来上がった物に手を加えて行くとデザインの方が乱れて来てしまったのでLynda.comに行ってWordの使い方を学ぶ。いつも使っている物であるがこのようにロゴなどを入れてデザインなどしないのでいろいろ学ぶことがあった。これでWordでも簡単なデザインができるようになった。

案内と言えば先週の金曜日からWordPressのソフトをインストールしてブログのデザインをして来た。金曜日にMollyとJackが来てサーバーを移動する手伝いをしてくれる。彼らが帰った後に新しいサーバーの方でブログの作りを始める。

WordPressはこちらではとても幅広く使われているブログ用のソフトでいろんな人がThemeというCSSでできたデザインを作って公開していてそのデザインを自由に変えることができる。僕は前々からいろんなイベントの案内をブログの形で行いたいと思っていたのでそのサイトを作る。このブログもゆくゆくはWordPressに移行したい。

日曜日の朝には大体のでデザインが完成していて差し込む写真などの編集をした。画面が変わるたびに写真を入れ替わるようにしたかったのでJackがくれたphpのスクリプトを使ってみたら問題なく動いた。前々から撮っていたスタジオの風景の写真を素材として使う。結局10種類位の写真を挿入して早速木曜日から始まるの写真展の案内を書き込んだ。

プレスの案内を主な新聞メディアに送ると次はギャラリーのページの更新をする。そこでもギャラリーの意図みたいな物を書き始める。ここではさすがにちょっとアイデアをはっきり書くことができずちょっと中断。

そこで木曜日から始まるショーのことを書き始める。ブログの案内で書いたこととは少し違ったことを書こうと意識していたらどんどんアイデアがでて来てまとまりが付かなくなってしまった。そこで書き始めた文を今回のグループ展のステートメントにしようと決める。何か説明する為に何かを書かなければならないと思っていた所だ。

ステートメントに時間をかけていたら夕方に近くなって来てしまったのでメールで送る案内を書き始める。簡単にオープニングの時間と新しくできたギャラリのことを書きすませる。ステートメントの方は結局夜中位までかかって書き終えることができた。

さすがに英語で文章を書くのは時間と労力がかかることなのだがしっかりと書かれた文章があるかどうかで受ける印象が違う。今まで数多くの人がProject Bashoのサイトにある文章に共感してスタジオを訪れて来た。

11/02/2007

金曜日の夜にRichardKaraのprivate viewingをギャラリーで行う。

先週末はPOSTというフィラデルフィア全体のイベントで彼らの写真を見せたが今回は小さなClosing Receptionとして人を呼んで写真をみてもらおうとする。特にギャラリー活動の予定がなければもう少し長く写真を飾っておいても構わないのだが来週から又ちょっと違った物を見せようと思っているので彼らの写真を外してもらうしかない。その前にこのReceptionを行おうと先週決めた。

人でのほうはそんなにたくさんという訳ではなかったが彼らの友達などを中心に人が来てくれた。他にはギリギリに送ったメールでの知らせを聞いてスタジオを訪れた人も少しはいた。後予想もしていなかったのはPhotoReviewのStephen駆けつけてくれたことだ。Stephenは5月にShelby Lee Adamsのレクチャーの後でスタジオの上にある僕の家でAndreaも含めて夕食をしたのが一番最初の訪問であった。今回はギャラリーを見せることができたのでとても満足である。Stephenは「後は看板さえあれば完璧だね」と笑って言っていた。

今週から始まるショーはProject Bashoと関係のある人の作品を見せるグループ展である。クラスをとっている生徒達、教えているインストラクター、暗室を使っている人、そして他にもこの場所を支えて来てくれた人達などなど。Project Bashoにいろんな形で関わって来てくれた人の写真を見せてコミュニティーの大きさと多様さみたいな物が見せれたらと思う。

オープニングがある毎月第二木曜日はこの地域のギャラリーが揃ってオープニングを行う日なのでギャラリー巡りをする人達もスタジオに訪れることができる。この地域はアーティストが多く昨日も近くに小さなギャラリーがオープンした。このようにアートを見せる場所がでてこれば人が集まって来るのは時間の問題である。

10/29/2007


午後ウェッブサイトの更新を行っているとRyanから電話がかかってくる。

昨日スタジオに4x5を借りに来たばかりで何かと思うと今アシスタントをしているRyan Donnellという写真家がスタジオを借りたいというのである。どうやら今撮影をしているらしく後でスタジオ撮影をしたいしたいらしい。

急に言われてもと思ったがさすがにNoと言える訳でもないのでもちろんと答える。どんな機材を使うのかということも聞いてみる。

スタジオの方は正直言って先週の大工事から何も手をつけていない状態にあり撮影用のスタジオとして100%機能する訳でもない。一番の問題点は配線が全て終わっていないのである。この配線が終わっていない理由として予算的なことの他にこの建物の特徴がある。

この建物は幅が7m位しかないのだがとても長細く奥行きが50mほどある。そしてその1/4位しか地下室がなくしかも地下室はビルの正面に位置している。僕たちはビルの正面の方から工事を行ってきたので地下室の上は全て工事が済み暗室などが出来上がっている。なのでこれからの配線や水道のなのどの設備を整えるのは出来上がった物の上に作らなければならないので結構一苦労なのである。このような状態でなければ自分で配線も全て行うのだがさすがそうもいかない。

そんな細かいことをRyanに話してもしょうがないのでどれくらいの機材を持って来てどれくらいのAmp数が必要なのかを聞く。ただ普通の人は機材のAmp数などは知らないのでどれくらいストロボのパックを持ってくるのか聞けば大体のことは分かる。どうやらRyanはパックを一つしか使わないようだ。問題ない範囲である。

早速ギャラリの方に行って一面の壁に飾ってある写真を取り外す。この為にも一つカートを作って撮影中に額を保管できる所を作るべきだなどと考える。下にクルマを付ければテーブルとして撮影用にも使うことができる。二人のRyanが現れた時にはコンクリートの床にモップかけして大体の準備は終了していた。

二人は一日中町を回ってPhiladelphia Orchestra在籍のチューバ演奏者のCarol Jantschの写真を撮っているらしい。彼女はまだ23歳位ですごいことに大学4年生の時にオーケストラに抜擢され人だとRyanから聞いた。

僕はさすがに関係者ではないので撮影には立ち会わずオフィスで音楽を聴きながらウェッブの更新をして様子を見る。途中でRyanの呼ぶ声が聞こえるのでギャラリーの方へ行ってみると彼ら工事中に使っていた大きな扇風機を使いたいらしくパックとは違うコンセントを探しているようだった。延長ケーブルを持ってきてこの大きな扇風機を回し彼女の髪を流す。工事が終わった時にこの扇風機をどうしようかと思っていたがこのような活用方法があることを学ぶ。

撮影のほうは問題もなく大体1間半位ですんだ。ギャラリーをスタジオとして使ってくれた最初のお客さんであった。


10/25/2007

僕たちが企画したコンペの閉め切りは来週である。

今回のコンペをOnwardという名前を付けた。新人の写真家の作品を紹介するのが目的でありこれから活躍して行く写真家みたいなイメージがあるので前向きなタイトルを付けたかった。そこでOnwardという言葉を選んだ。何も名前などをつけずにJuried Photography Competitionなどと決まりきった物でもよかったのだろうがもうちょっとはりを付けたくてあえて名前を付けた。

9月の第二週に公式に告知をしてからいろいろな所で宣伝をして来た。ShotsB&W Magazineなどと結構写真活動をまじめに行っている人に受けいられている雑誌を選んでみた。後はDMを作り1000枚ぐらい個人に送り、東海岸にある写真学科の先生あてにDMを束にして送った。後はウェッブを使いAPUGLargeFormatのサイトなどでの知らせを行う。

後かなり草分け的な存在だがCraigslistというサイトを使ってアメリカ中の都市にONWARDの宣伝をして来た。お金がかかる宣伝ではないのでオフィスの手伝いをしているEsteが毎週いろんな都市のアーティストの欄に告知をして来た。

このように地道に宣伝をしたかいがあったのか今まで2500を超える応募用紙のダウンロードがあった。実際にこの中からどれくらいの人が応募するかは未知であるのだがある程度の目安になる数字ではあると思う。

重要な審査員の方は結局Andreaが引き受けてくれることになった。いろいろ話し合った結果今回のコンペを成功させる為に彼女が引き受けてくれることになった。僕も一番最初から彼女に今年の審査員になって欲しかったので引き受けてくれた時にはとても嬉しかった。彼女は地道に写真を長い間やって来た人なのではやりなどとは関係なくいい写真を選んでもらえると思う。

来週どんな写真が見ることができるのかが楽しみである。


体の痛みと疲れがたまっているとは言いながら今日は朝からAndreaが教えているDrexel大学に行って来た。

前々からAndreaが彼女の学校のビルから撮影をしたらどうかいわれていたので今日こそはと思って彼女の教えている日に学校を訪ねることにした。朝Andreaに電話をするともしよければ彼女のクラスに寄ってカメラと作品を見せてくれないかと頼まれる。

スタジオをでる前に自分の作品を簡単に集める。今撮り続けているフィラデルフィアの風景から墓地で撮り続けている作品など。後は週末に撮ったTintypeのポートレートを何枚か持って行く。

Drexel大学は電車で20分ぐらい言った所にあり隣にペン大学もあるので総合してUniversity Cityと呼ばれている。そしてこの近辺は町の中心の西側にありWest Philadelphiaと呼ばれていてビクトリア調の大きな家が沢山ある所としても知られている。

まずはAndreaのクラスに顔を出し生徒達に挨拶をする。荷物を置き彼女が撮影できそうな所を紹介してくれる。トイレの隣にある窓からは30th Street駅への線路を近景として町を一望することができる。さすがに窓が開かないので屋上で撮ることにする。

クラスではProject Bashoでの活動そしてどのようなことが写真活動をする為に必要なのかなどを僕の経験も含めて説明する。さすがに僕の生徒は社会人が対象なのでこのように大学生の前で話すのは少し感じが違う。そして僕の写真と7x17のカメラを見せる。まだ大判のカメラを使ったことがないらしくネガのサイズには驚いていた。他にも講師をしているAmandaや4年生の生徒達も教室に入って来た。

クラスの途中でAndreaがFranceが今来ていると言った。僕は「Franceって誰?」と思った瞬間Kodakの町RochesterでWet Plate Collodionを教えているFrance Scully Ostermanと気が付いた。まさかこんな所で会えると思っていなかったのでさすがに驚く。後で廊下で挨拶をした時にはFranceは「BashoのTsuyoshiね?」なんてちゃんと名前を知っていてくれた。明日は生徒達とWet Plate Collodionのデモを行うらしい。参加をしたかったがさすがに満員だったらしく丁寧にAndreaに断られていしまった。

撮影の方は写真学科があるビルの屋上から何枚か撮りそして生徒の案内を受け隣りの建築学科のビルの屋上にも上る。そこから同じ様な構図でもう2-3枚撮影をする。フィラデルフィアの秋の暖かい日を浴びながら写真が撮れた日だった。

10/23/2007

何せこの4ヶ月間は忙しかった。

7月からコンペの準備をし始めてそれが一段落付き次第スタジオの工事を終わらせなければならなかった。この3週間は工事の方が忙しく毎日12時間以上現場で作業をしていた。そのかいもあって先週の土曜日の朝4時にペンキを塗ることができた。

この週末にはPhiladelphia Open Studio Toursというイベントがありその為にスタジオをある程度の物にしなければならなかったのである。POSTはフィラデルフィアのアーティストが自分たちのスタジオ一般の人に見てもらって自分たちの作品や活動を見てもらうというのが目的である。

この夏から暗室を使い始めたRichardとKaraはこのイベントの準備の為にプリントをして来たみたいな物だ。この二人の作品を見せる為にも工事の方を終わらせなければならなかったのだ。もちろん一般の人達にスタジオに来てもらうのはProject Bashoの活動を知ってもらうチャンスでもある。

僕の方は工事が忙しく自分の作品を用意することなどは全くできず生徒達と暗室のモニター達の作品を壁に飾った。生徒達の作品は去年行おうと計画をたてていたショーからの物である。新しくペンキを塗り立ての壁に写真を飾って行くのはとても気持ちのよい物だ。

このイベントでもう一つ僕がやろうとしていたのはTintype Portraitである。5月にKerikが来た時に行ったTintype Workshopで大体のことは分かっていたのでそれを使ってスタジオに来た人のポートレイトのデモを行った。

何せ今週は薬品が用意する時間がなく 一日目には間に合わなかったが2日目は昼からイベントが終わる6時までTintypeを作り続けた。僕の友達なども来てくれたが始めてスタジオに来た人などにもどのようにTintypeができるのか興味があったらしくとても好評だった。

大工作業が毎日続き体が疲れているので後2−3日はゆっくりしたいのだが工事の期間中に手が回らなかったことが山ほどあるのでゆっくりもできなさそうだ。


Photo Credit: Al For

6/25/2007

ところでこの貸しスタジオというのはギャラリーにもなる。この場所を使って写真家達によるレクチャーなども行おうとしている。つまりこの部屋は多目的ホールになる訳だ。

最初は今年の秋から企画を立て写真を見せようと思ったがさすがに時間がなく準備ができなかった。何でもいい訳ではないので今回の秋は見送る。しかし少なくともこの冬にギャラリーでコンペを行おうとしている。そしてこのコンペの入賞者の作品を見せるショーが僕たちのギャラリーでの一番最初のショーになる。

その準備のミーティング為に昨日からFairlieがDCから来ている。彼女はいろいろなコンペを調べて僕たちの方向性を決める為のリサーチを行うことになる。そしてもちろん実際に運営する為に必要な事務的なことも下調べをしてコンペの形作りをする訳だ。当たり前のことだがこういうことをするにはリサーチをする時間が沢山必要だ。さすがに僕一人の手に負えないので彼女に手伝ってもらうことにする。

朝から有名なコンペのサイトに行って応募用紙などをプリントアウトする。それを見比べて僕たちの骨格を作っていく。得に決まりをもうけようとは思わないのだが新人の作品を受け付ける様な方向性にしようとしている。年齢で制限するのはあまり意味がないのでギャラリ−のが付いているかどうかということ基準にする。

後は細かい応募方法などを調べて僕たちの方法に合う物を探す。さすがにプリントでの応募という形にしたいのだが実際のスペース的に問題があるのであきめるしかない。審査はスライドかデジタルでおこなうことにする。もちろん実際に見た物とプリントがかなり違っていた場合などは断るしかない。なんか実際のプリントを見ずに審査をするのは気がかりだ。

今審査員になってくれる人達とも連絡を取っている。コンペ自体はアメリカ中に宣伝しようとしているのでフィラルフィアに限らず写真界で幅広く活躍している人を連れてきたい。後Andreaが知り合いを紹介してくれるとも言っていた。彼女の存在は本当に助かる。

実際に誰になるかは来週あたりには決まっているだろう。

6/22/2007

2週間前にArt for Cash Poorというアーティストが作品を売るイベントに参加してきた。週末にスタジオと関係ある人の写真を売ろうという訳だ。

会場は近所のCrane Art Buildingという所で行われた。このビルは4階全てがアートに携わっている人達がスタジオとしてスペースを借りている。Shelby Lee Adamsが来た時に行ったレクチャーもこのビルに入っている僕の友達の201 Galleryを借りてお世話になった。

基本的にはProject Bashoに関わる人の作品を売るというのが目的なのだがスタジオの宣伝になるので毎年参加しようと心がけているイベントである。暗室のモニターのJessicaがポラロイドトランスファーを行ったりOlgaは大学にいる時に作った作品などを持ってきてくれた。後は暗室を使っている人の作品だったり僕の作品も少し混ぜる。

値段的には$40-$150位である。Christaがカードを一枚$3位で売って見るということだ。もう少し安く値段を設定するべきだという意見もあったがちゃんとした物を作っているのだから多少高くても価値が分かる人に買ってもらってほうがよいというのが僕の考えだ。

一日中椅子に座って行き交う人の様子を見るのは結構楽しい。その人の仕草でどれくらい写真に興味があるのかどんなものに心を動かせれるのかなんているのが伝わってくるようだ。中には何回も戻って来て作品を確かめる人もいる。何ともうれしいことだ。その辺の心をくすぶることのできる写真ってどんなものなのだろうかと考える。

僕の写真などはマットに入っている訳でもなく小さなコンタクトプリントなので写真を束に手にすることができる。物としての写真と見る人の距離そして手に取るという行為が写真の価値を深める様な気がしてならなかった。見る人と写真との間に起こっている「こと」というのはとても興味がある。何を思っているのだろうかということを考えながら僕たちのテーブルに寄ってくる人の観察をした。

結果的に言うと僕たちの作品はほとんど売れなかった。Christaのカードがかなり売れて後まともに売れたのがポラロイドトランスファー一枚である。なんとも値段をつけるのは大変なことである。

僕は自分のコレクションの為Olgaの小さなプリントとGenevieveの自費出版した小さな写真集を買った。

6/21/2007

6/21/07

昨日Olgaと撮影に出かけた。

Olgaはこの冬からボランティアでモニターをしている子である。先日も話したが今回のスタジオを始めるマーケティングの手伝いもしてくれている。毎週水曜日に彼女の仕事の休みができたらしく前から撮影に行こうと言っていた。彼女がPhilly Car Shareという所から車を借りて半日町を巡る。

朝はあいにく雨が降っていたので僕の撮影から始める。暗室を使っているGenevieveという子が町の真ん中にあるRittenhouse Square公園を眺めることのできるオフィスで働いている。先週位に撮影の場所を探していると聞いたら彼女のオフィスのことを知らせてくれた。

さすがに町のど真ん中ということでパーキングが見つからずOlgaは車の中で待つことにする。雨の中車から機材を彼女のオフィスのビルまで運ぶ。彼女のオフィスは三階だ。

GenevieveはCenter for Emerging Visual Artistという所で働いている。この団体は新人のアーティストをサポートするプログラムを無償行っていて選考審査を通ると2年間グループ展や個展をなども含めてアーティストとしてどうやってキャリアを付けて行くかということを学び準備することができる。僕も前々から審査の申し込みをしようと思っているのだがいつも先送りになってしまう。

彼女のオフィスに着くと彼女に挨拶にして早速窓の方に案内してもらう。確かに窓からRittenhouse Squreの様子がよく見ることができる。彼女と話をしていた時に一瞬Cartier-Bressonの写真を思い浮かべた(リンク先の一番したのイメージ)。さすがにこのようなイメージにはならないが人を入れるということを思いついたのである。しかも今日は雨が降っているということもあって傘を持って歩いている人を入れて撮れないかと考えていた。

公園の反対側にあるビル中心にして構図を決め一枚撮る。二枚目は傘を持っている人が入ってくるまで少し待って撮る。手前の道に自転車が止めてあるのに気づき自転車を入れる為に構図を変える。ビルを気にしながら自転車を角に持ってくる。その構図で2枚ほど撮る。今日はホルダーを二つしか持ってこなかったのでこれで終わりにした。

この撮影が終わったくらいにちょうど雨が上がりスタジオの近くまで戻ってくる。Olgaが撮りたいと言っていた家の周りを少し撮ってみる。ぽつんと一軒立っている空き家かどうかわからない小さな家を撮りたいというのだ。この辺は市が土地を買い上げて住宅を作るプログラムをしている所だ。フィラデルフィアは空き家がとても多い。僕もその辺を6x12を使いカラーフィルムで撮影してみた。

6/19/2007

6/19/07

6/19/07
この秋から貸しスタジオ始めようとしている。

二ヶ月位前から第二期の改修工事を始めてていて一時事中断していたが今週になってからまた工事を始めた。大体800sq ft (74平方メーター)ぐらいのスペースで天井の高さが14ft (約5メーター)もある。Philadelphiaにはあまりスタジオがないと聞いているのでこのビルのスペースを有効に使うにはとても効果的な方法なのではないかと思う。何せ昼間はあまり何も活動がないのでどうやってこのスペースの稼働率を上げるかを考えていた所だった。

そのマーケティングの準備をOlgaと行っている。名前やロゴそして簡単なDMなのどのデザインをして既に宣伝しようと考えているのである。なにせPhiladelphiaでコマーシャルをやっている人はそんなに多くもないのでちゃんとしたマーケティングすれば場所を使ってくれる人が現れると思う。

DMのデザインの為に写真家の引用を探し始めた。Olgaのアイデアで僕も最初のデザインとコンセプトが気に入ったのでこの方向でDMをデザインすることに決めた。表には紙いっぱいに引用文をデザインし裏側には簡単なスタジオの紹介そして名前をデザインする。

実際にいつ工事が終わるか分からないのでこの秋にオープンするとういうことしか書いていない。後はウェッブサイトの住所を知らせる。とても簡単だ。何せこんな場所ができるということを知らせて興味を持ってサイトにきてもらうことができればDMの役割を果たすことができる。あまりすべてを見せてしまうと面白くないので少し興味をそそる様な程度の情報を載せる。

さて後は実際の工事とその資金調達という山を乗り越えなければならない。8月の終わりには全てが出来上がってくれればと思う。

6/17/07


昨日やっとカラーのコンタクトを作る。4x5や8x10で撮った物がたまっていた。この頃プロセッサーを使っていなかったのでプロセッサーの掃除もしなければならなかった。友達のケイコさんの作品を撮ったものそしてアジア系アンティークショップの内装を撮った物。いろいろとカラーを変えながら数枚作ってみる。
その中で最近撮り始めた6x12のコンタクトがある。John Phfalの写真を見てからちょっと撮ってみようと思ったフォーマットだ。運良くAPUGで中国製の6x12バックを売っている人に譲ってもらった。

今回特にカラーを使ってこのフォーマットで撮影してみようと思っている。6x12は4x5の引き伸ばし機からでも問題なくプリントできロールフィルムを使うということで結構さくさくと撮れるのではないかと思った。

前々からスタジオの近所の様子を撮りたいと思っていた。何回か7x17で撮っては見たがどうも感じが違うのでかなり前から滞っていた。今回カラーで撮るということでいい感じで行けるのではないかと思う。

6/15/07

今日バスで昔よく食べに行った韓国料理屋さんのオーナーに出くわす。彼のお店にはよくクラスの広告を貼らせてもらっていた。

彼は僕のスタジオの近くに住んでいるということもありこのようにバスなどで顔を合わせる。会うたびにいつも彼は僕のスタジオが引越しをしたかそして日曜日にとれるクラスがあるか聞いてくる。彼も自分のビジネスでさすがに夜のクラスはとれないのである。

もう一つ彼が僕のクラスをとれない理由にデジタルということがある。彼はデジタルカメラを買った時から僕のクラスをとりたいといい始めたのである。てなわけでいつも「デジタルのクラスを始めたら絶対にクラス取るから」というのである。

僕の今日もこんな会話になるのかと思いながらいつもの挨拶をしていると彼は

「つい最近でっかいデジタル一眼レフを買ったんだよ」と会話を続けてきた。

「なんかすごそうなカメラだね」と生返事を返す。

いつもならそこでこのカメラがどうだこうだということになるのだが今日は違っていた。

「それがね買ったのは良いんだけれども今は昔のカメラを使って写真を撮っているんだよ。何せ写真を撮ってから現像が出来上がるまでの待ち時間がとても楽しくてね。どうもデジタルだとすぐ見れて待つ楽しみがないというか…」

そんな会話がでてくるとは思わなかったので僕はさすがに驚いた。

6/06/2007

6/6/07

昨日は突然Andreaのアパートからの風景を撮らせてもらことになる。

始めて彼女のアパートに寄った時から窓からの風景を撮りたいと思っていた。写真を撮らせてくれるかどうかと聞いて見たら彼女はいつでもいいよと言ってくれた。とは言った物のお互いのスケジュールが合わせるのは結構難しい。彼女の教えている学校が来週から夏休みになるというので何とか彼女がいなくなる前に撮影をしなければと思いメールをしてみる。彼女からメールが早速帰ってきて「今日はどう?」と。僕もすかさず「今日でもいいよ」と返事をした。

てなわけで彼女のアパートに夕方にお邪魔する。彼女は結構町の真ん中にあるアパートの5階に住んでいる。昔は倉庫だったビルが町の再開発のブームにのりアパートになった建物である。一階一階の天井がとても高い。

彼女の部屋に着くとAndreaが忙しそうに出かける用意をしている。彼女はこれから図書館でのレクチャーに行く予定である。少し話を交わした後、僕に飲み物から鍵のことまで必要な物を確認して部屋を出て行く。すぐ帰ってくる様なことも言っていた。

彼女のアパートは東北に面して東側にはフィラデルフィアの高層ビルを見ることができる。今ちょうどアパートの隣にあるビルが拡張工事をしていて大きなクレーン車が止められている。これを中心にして撮ろうと思う。問題は窓が半分くらいまでしか開かないようになっていてどうしてもカメラをのぞかせることができない。仕方がないので窓越しに撮ることにする。窓に映り込む反射に気を付けて彼女のベッドルームから4枚ほど露出を変えて撮ってみる。

彼女のアパートは決して大きくはない。そしてアパートではあまり時間を過ごさないのか結構殺風景である。去年の秋から住んでいるとは思えないスーペスである。ちょうどベッドルームにはビルに反射された夕陽が窓枠を壁に映し出している。壁にはArnold Newmanの撮ったMarilyn Monroeの写真が飾ってあった。この写真は彼から直接もらった写真だそうだ。彼女のベッドルームの様子を一枚撮る。

残りのフィルムを使う為に部屋をでて非常口の方をのぞいてみる。ここからは西側の風景が見れ比較的新しいCira Centreというビルが見ることができる。このビルは全てガラスで覆われていて非対称にデザインされているビルである。夕陽が他のビルに隠れるのを待ってから3枚ほど撮影する。

彼女の部屋の後片付けをしたら既に9時を過ぎていた。

6/04/2007

6/4/07


今日は朝から3x4の現像をする。2ヶ月ぐらい前に撮影した物だがずーっとホルダーに入ったままになっていた。今週末にArt for Cash Poorというアーティストが作品を売るイベントに参加する予定だ。出展しようと思っている3x4のプラチナプリントを明日にでもプリントする予定なのでもう少し3x4のネガを作っておく。一晩寝かせておかないと行けないFerric Oxalateなども少し混ぜて明日の準備をする。今夜は雨が降る予定なので明日は湿度も高くプリントができるだろう。

この土日はラージフォーマットワークショップを行った。この二日で大判のよさを分かってもらおうというワークショップである。小さいのは4x5から大きい物は7x17や11x14などいろいろなカメラを使ってもらう。この二日間で撮影から現像までを全て行うのは結構時間的にきつい物があるがなんとかラージフォーマットの基本みたいな物が体験でるようになっている。参加者は女性が二人と少ないが僕が教えるワークショップなので行う。

一日目はカメラの特徴などを説明してから11x14のスタジオカメラでのポートレートを行う。簡単に撮影の手順などを見せながら参加者の撮影をする。それからフィルムの装填を実践させてアオリのことに少し触れる。そしてお昼の後にスタジオからでて撮影。別にどこへ行く訳でもなく近所の風景を撮影するのである。さすがにこんなカメラで撮影しているのは珍しく通りがかりの人達は必ず声をかけて行くのである。「僕の写真を撮ってくれ」というジョークから「どれくらい古いカメラなの?」と興味津々な人までいろいろだ。装填したフィルムを大体消費した頃に一日目が終わる。

二日目は残りのフィルムを使い切るために撮影を続ける。一日目は小さなフォーマットを使ったので8x10と7x17を使う。さすがにカメラと三脚が重くなるので女性の参加者にはカメラの移動がちょっと少し大変だ。でも何事もなく装填したフィルムを全て撮影することができた。お昼をはさんで残りの時間で撮影したフィルムを全て現像して簡単にバンダイクでプリントという予定。僕はカラー現像に使っていたドラムに入れて現像するのだが二人ともいろいろなサイズのドラムを5つ位現像した。さすがに現像にはちょっと時間かかりバンダイクは時間がないということでシルバーでベタ焼きを作りワークショップをくくった。

なにはともあれこのようなワークショップでは必要以上に技術的なことで難しくせず体験してもらって楽しさを理解してもらう事が大切であるように思う。

6/03/2007

5/31/07


昨日Teresaに電話をかけた。先週に彼女から電話があったのだが僕はクラスの真っ最中で電話にでることができなかった。

TeresaはNYでいろんな写真家のプリントをしているプリンターだ。Robart Capa, Cornel Capaなどのネガを主にプリントしていて他にもBruce Davidsonなどマグナム系の写真家達の作品をプリントしている。ちょうど5年位前に彼女のプリントのワークショップをNYのICPで取りそのきっかけで彼女のアシスタントに一年半位いろいろ教わった。プリンターとしての仕事がどういう物かということを学んだ。

彼女がいきなりArizonaに引越しをすると伝えてきた。彼女はBrooklynのアパートを拠点として自分の暗室を作り片親で高校生の男の子を育ててきた。それがまたなぜArizonaまで行くのかと聞いてみると今回アパートの契約が更新できないので徐々にArizonaのおばさんの所に引っ越そうと思っていたそうだ。だが先週おばさんが腰の骨を折って看病する人が必要になって急遽引越しすることになったようだ。

彼女は今月僕のスタジオでシルバープリントのワークショップを行う予定であったがそれもキャンセルしなければならない。早速ウェッブで告知をしなければならない。

この一年半一度彼女をフィラデルフィアに呼んでワークショップを行おうとしたがこの夢はかなわないことになりそうだ。

5/29/2007

5/28/07

月曜日はMemorial Dayで週末からの連休なので土曜日と日曜日にかけてプリントを一日中する。朝からいろいろ薬品の用意をしてネガを7-8枚選び出しマラソンプリント。二日で7x17のプラチナプリントを40枚以上プリントした。特に二日目などは大体露光時間やネガのコントラストが分かってきたので一日で30枚近くプリントした。何枚か気に入ったプリントがでてきた。

この前Yale Galleryで見た紙の作品を見て始めたプロジェクトの試しもプリントしてみた。普通の紙と半透明のベルム紙にプリントをしてみた。やはりベルムでのプリントは白の諧調がとてもきれいにでる。ハイライトのローカルコントラストが上がるといった感じである。これにガムオーバーでシャドー部に色をのせることができないのかと考える。ちょっと試してみよう。

この前のConservation Centerでのワークショップはある程度の収穫があった。Barbara Lemmenを始めいろんな人に会えたということとConservationをやっている人たちが何を考えているのかということが少し分かった様な気がする。やはりconservationする人は実際に作品を作る人と違うので写真のプロセスに対しての理解の角度が違う。

彼女達は毎日写真という「モノ」を扱っているのだが実際に写真を作っている訳ではないのでどうしても知識と体験していることにギャップができてしまう。そのギャップというのが問題でないかと僕はつくづく思っている。美術館のcuratorだって写真を実際にやらずに写真のことを読んだりリサーチしたりして写真のことを紹介したりしたりいろんな講義をしたりする訳である。

僕はこのように写真に関わる職業がどんどん細分化していくと同時に写真を実際にやっている人たちとやらずに写真にたずさっている人達の考えや理解というのがどんどん離れて行く様な気がしてならない。これは19世紀の初めにフランスで発明されたAuto Chromeという一番最初のカラーの技法が現在薬品から作業過程などの情報が山ほどあるにもかかわらず再現できないということと関わりがある様な気がする。

5/23/2007

5/22/07


この4日間でMargeの床暖房の準備をしてきた。最初に断熱材で床をカバーしその上にコンクリートを強化する為のワイヤーを張りつめる。それだけで二日か かった。三日目の夕方にもう一人の友達を連れてきて三人掛かりで一本300フィートもあるチューブを7本きっちりと張り巡らせる。三日間の作業で大体の所までの過程が終わる。後は細かな所をMargeが直したり変えたりしなければならない。彼女は神経質なのでうまくめげずに最後まで作業がうまく行くことを祈 る。

四日目の午後一路Philadelphiaに向かう。

明日は朝からConcervation Center for Art and Historic Artifactsでの写真の保存と歴史的なプリン ト方法に関するワークショップを受けに行く。6時間で何が学べるのかと半信半疑だがいろいろな人に会えるだろうと思いとにかく受講してきてみる。今回の講師で写真保存を担当しているBarbara Lemmenは去年から一度お昼にでも行こうとお互いに連絡しながらいたが今回始めて会うことになる。

木曜日から新しい学期のクラスが始まる。初心者のクラスで5人もしっかりと人が集まっている。これから3ヶ月間で何を教えることができるのだろう?僕はこのクラ スを5年間教え続けているが毎学期こんなことを考える。何も悲観的な訳ではないがどんなことをしたら人が写真に興味を持ってくれるのだろうかという問いは 今でも持っている。

留守番にNYのラボから8x10と4x5のカラーネガが出来上がったという連絡が入っていた。もう少し8x10のカラーを撮ろう。この前現像したネガも土曜日にプラチナプリントしてみたいと思う。こんな気分は久しぶりの様な気がする。

5/19/07



今日は朝からマサチューセッツ州まで移動をする。友達で僕のスタジオ改築を手伝ってくれた大工さんでもあるMargeの家の工事を手伝う為に四日間ほどPhiladelphiaを離れる。この2週間ほど結構忙しかったので息抜きにもなるかと思い旅立つ。

朝一番の電車でPhiladelphiaからHartfordまで向かう。

New Heavenで乗り継ぎの時間が1時間半位あったのでYale大学の周りにある美術館を巡る。一番最初に寄ったのがYale Art Gallery。そこでアジアの美術とデッサンの展示を見る。アジア作品の中で眼を引いたのがFu Baoshiという中国の現代画家。彼は昔からの墨絵を使い大胆で深い黒を使って少し抽象的な作品を作っていた。どうやら30年代に日本に留学していたそうだ。もう少し調べたい作家である。

それからデッサンの展示を見て回る。デッサンは結構好きな媒体の一つである。見るたびに抽象と描写の間を行き来きできることをいるも楽しんでいる。

いくつか気に入った作品があったのだが一番よかったのは紙を折って表面に凹凸を作り光の明暗でデザインをしている作品がとても気に入った。全体的に真っ白でできてる紙の作品を見てこれを写真でできないものかと考える。白いバックグラウンドに白い紙でできたものを光だけを使って浮かび上げさせ撮りプラチナプリントなどでプリントする。半透明のベルム紙なんかにプリントしたらとてもきれいになるのではとアイデアを巡らせる。でも何を撮ろう?

それからYale Center for British Artに寄る。美術館やギャラリーなどに来るといろいろ内装の細かい所に眼がいく。素材の使い方や実際の作業の過程などを考えて内装を見るのはとても楽しい。僕はこのようにして僕のスタジオの改築でも使えそうなアイデアをいつも探している。

絵画が中心の美術館であった。中でも面白いと思ったのは肖像画のスケッチが薄いブルーの紙にしてあった。ちょっと色の付いた鉛筆でとても描写的なスケッチがされていた。スケッチ自体はなんということもなかったのだがそれを見た時にAIPADで見た黒い紙の上に白だけでプリントされていたガムプリントの作品を思い出す。このアイデアも面白い。

もう少し時間があればとも思うがいろいろアイデアを巡らせることのできた美術館巡りであった。

5/18/07

今日は朝から7x17で何枚か撮ってそれを現像する。

夕方にJohn Pfahlを囲んで小さなパーティーがあるということなのである個人の家に向かう。AndreaもStuartもいるとういうことで。

パーティーの行われる家はMartin McNamaraという方の家で彼はPhiladelphiaで唯一の写真のギャラリーGallery 339を二年前に開いた人だ。彼の家に寄る前に隣にあるギャラリーに寄って今行われているショーをさっと見る。そこでギャラリーのディレクターのAmieに始めてあう。彼女とはPhiladelphiaの写真の状況などをいろいろ話や情報の交換をする。何せこの秋から少しずつ写真を見せていこうと思っているので彼女の意見や助言はとても助かる。

Martinの家でのパーティーはとても上品がよく静かに参加者が話をしていた。家の内装も上品で壁にはいろいろな写真が飾ってある。中でもIrving Pennのプラチナプリントが何下もなく飾ってあるのにはさすがに驚いた。昨日のレクチャーではJohnに質問ができなかったので今日こそはと思ってこのパーティーに来た。もちろんPhiladelphiaの写真の人たちが集まるのでネットワークなどもかねて。

Stuartが親切にJohnに僕のことを紹介してくれる。Johnはかなり年がいってる結構気さくなおじさんである。彼に質問したかったのは彼の作品作りにおいてデジタルの役割みたいなことをもっと探ってみたかったのである。彼はレクチャーで一番新しい作品をデジタルでプリントをしていると言っていた。自分が住んでいる地元のラボが閉まってしまったのでデジタルを始めたと言っていた。

彼の一番最初の作品はAltered Landscapeといい自分で風景写真に手を加えていったのが彼の作品に注目を集めた理由の一つである。僕の質問とはもし今のようにデジタルのプリント方法があったら彼のAltered Landscapeをデジタルで手を加えていくかという質問だった。

彼はすんなり「今あんな作品を作ることができないよ。みんなデジタルでやったと思うからね。」

僕はそこで「自分で実際に手を加えたということは最後にでき上がった作品と同じ位意味がありますよね?」聞く。

「確かにいい点だね」とJohnはにこやかな顔でいった。

5/18/2007

5/18/07

昨日Drexel大学で行われたJohn Pfahlのレクチャーに行ってきた。

AndreaStuartがぜひ顔を出してくれというのと僕はあまり彼の作品を知らなかったこともあり顔を出してこようと思った。

John Pfahlの作品は何となく見た覚えがあるという感じでしかなかった。何となく覚えているイメージは森の中で赤いリボンみたいなものが飾ってあるイメージでしかない。しかも結構古いイメージだと記憶していた。

レクチャーではいろんな人に出くわす。さすがにPhiladelphiaの写真関係の人の輪というのは結構狭い。僕の一番最初の写真の先生でもあったSusan FentonやPhoto ReviewのStephen Perloff、Paul Cavaにも挨拶をする。

そこで会ったひとの中にLaurence Salzmannというひとがいた。彼の方から挨拶をしてきてくれた。彼はこの近所にPhoto West Galleryという小さなギャラリーを始めた人だ。いつもメールでお互いのスタジオに顔を出そうと言い合っているのだがなかなかそうも行かずに昨日始めて会う。

Johnのレクチャーは彼の今までのプロジェクトの軌跡みたいなものを見せるというものであったが一つ一つのプロジェクトは7-8枚のイメージでまとめられていた。彼は全てカラーで撮るのだが色の使い方などがとてもきれいであった。特に煙突からの煙の写真はあっと言うほどきれいだった。これがガムオーバでできればななんて考える。やはり撮影する時間というのと光/色の状態というのをよく分かっているようなイメージであった。

後気になったのは彼の写真のフォーマットであった。スライドから見るには1:2位の比率のパノラマになっている。どんなカメラを使っているのかと想像していた。僕は7x17を使うので比率的にはもうちょっと横に伸びている。後で知ったのだが中判の6x12を使っているそうだ。僕の慣れている7x17とは違い横幅がちょっときついパノラマのイメージを沢山見てきたレクチャーだった。これはちょっと試したいフォーマットだ。