ICPでの日本の写真家展
前々からOmarが今回のICPでの日本の写真家展は面白いからオープニングにぜひ来いと誘われていた。最後まで悩んでいたがちょっと顔を出してみようと思い夕方のバスでNYへ向かう。
今回の展示はHeavy Lightというタイトルで現在の日本人の作品が幅広く紹介されている。「写真をやって来た」という人達と最近の「アートとしての写真」までいろんな作家が紹介されていた。正直言って日本の写真事情などは全くわかっていなくレファレンスのポイントがなかった為ある意味で新鮮に感じられた。こんな被写体をこのように撮っているのかと見させられたという感じである。
僕は前々から日本ではストレートフォトグラフィーばかりなのではないかと思っていた。自分も日本の写真雑誌を見て影響されて来た為そのように思うのかもしれない。そのもう片一方で最近のコンセプチュアル作品がある。これはどこに行ってもある傾向で写真が絵画やイラストレーションのように「作り上げられている写真」である。あまりにも簡単な分け方かたかもしれないが大まかな所ではそう外れてもいないと思う。このような両極端な写真が出回っている中僕が常に興味があるのは両極端ではなくうまくバランスの撮れた作品が作れないのかといことである。
今回のショーに昔から好きな写真家として鬼海さんがいる。浅草で長年撮っているポートレートの作品である。初めて鬼海さんの作品を知ったのは日本と発つ前だから13年ぐらい前になるだろうか。一度雑誌に載っていた写真を見て彼の本を購入した。僕は彼の作品を見る前にディアンアーバスの写真を知らなかったがこんなポートレートを撮る人がいるのかと思ったことを記憶している。
そんなことでオープニングでOmarに鬼海さんを紹介してもらう。この前電話で話した時にOmarは最近鬼海さんの写真を購入したことを話していたから顔見知りでもあるのだろう。思ったより静かな方で正直言って彼のなまりにちょっと少し戸惑った。マネージャーの方はいろんな方と話していて鬼海さんは少し場になれない様子だった。
前回買った「やちまた」の話や今回の新しい本の話をする。そんな話をしていると鬼海さんを話そうと会話に入ってくる人が一人いた。鬼海さんがマネージャーの方を見ると彼女は忙しそうに囲まれた人と話をしているので返事に困っていた。僕が彼の通訳ををしてあげるとチェルシーでも僕は有名なギャラリーのYossi Miloさんだという。鬼海さんの作品に興味があるらしくひたすら作品のことを聞いていた。
フィラデルフィアではあまり日本人で写真活動をしている人があまりいないのだがさすがNYということでいろんな人に紹介される。写真活動をしている人から歴史などを勉強していて将来キュレーターになろうとしている人など。NYは少し空気が違うなと感じる。「フィラデルフィアで活動をする意味とは?」などという問いがふと頭をよぎった。
中でも驚いたのは高校の時の友達に会ったことであった。彼女は今は写真家のアシスタントをしていてその人と一緒にNYに来たらしい。15年ぐらいたつのだがお互いのことがわかったのはすごい。
フィラデルフィアに帰って来た時には夜中の12時を回っていた。

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