土曜日は朝からNYに行く。毎学期このように生徒を連れてギャラリー/美術館巡りをするのである。
さすがにフィラデフィアでは写真を見る機会があまりないのでこのような活動をしている。やはりプリントを実際に見るのが一番よい勉強ではないかと思う。
今回の一番最初の目的地はMetropolitan Museumだ。今イギリスの写真歴史初頭の紙ネガティブを使った写真の企画展示を行っている。僕に撮ってはこれが一番の目的であった。紙ネガティブは前々から興味がある方法であって何か面白いことができないかと思っていた。前にフィラデルフィアの339ギャラリーで見たEdward Dimsdaleなどもコンテンポラリーで紙ネガティブを使って作品を作っている。紙を通して露光しているので粒子などが粗くある意味ではスケッチのように見えるところ興味があるのだろう。TalbotやHills and Adamsonなどの写真を始め他にも山ほど名前の知らない写真家のイメージを見て来た。
お昼を食べて少し北にあるJewish MuseumにBruce Davidsonのショーを見に行く。Omarから聞いたショーで近くにあるのでよってみる。ユダヤ人のIssac Bashevis Sinderという作家と彼が通っていたカフェテリアをテーマに撮っている作品だった。白黒で彼のポートレートを中心にショーが構成されている。中でも面白かったのはBruceがIssakを撮った短い映画であった。彼の人とのやり取りや日常の仕草などを撮って面白く編集してある。
次は地下鉄に乗り57th Streetまで行く。この近辺にはギャラリーが沢山ある。まずはHoward Greenbergでチェコの写真家のプリントを見に行く。19世紀初頭の作品で少しバウハウスの影響を受けている作品が並んでいた。目玉はJosef Sudekで僕は彼の作品がとても好きである。$4000-$9000と値段もかなりいい物が付いている。
同じビルにあるBoni BenrubiでSimon Norforkの写真を見る。前々から彼の写真を見たいと思っていたのでががなかなか見る機会がなかった。今回の作品は僕が見たかった作品とは違っていたので興味をそそられなかったのだがいつか実際のプリントを見てみたい。
そして反対に位置するPace/McGillに寄る。Fazal Sheikhという写真家が撮ったポートレートが並んであった。額にはガラスが貼っておらずマットに仕上がったインクジェット質感まで見れるようになっている。
作品を見ていて「何でインクジェトなんだろう?」という疑問がわいた。あまりにもトーンが整いすぎていてポスターみたいな印刷物を見ている様な気がした。このようなプリントがどんどん増えて行くのだろうか?
次はEdwynn Houkに寄る。ここはAndreaの作品も扱っているギャラリーで有名な所としてはSally MannやLynn Davisなどがいる。Andreaには一月にある4年ぶりのショーのオープニングにぜひ来てくれて言われている。
ギャラリーに入ると少し内装が変わっているのに気づく。どうやらオフィススペースの為にギャラリースペースを小さくしたようだ。ここでは何回か見たことのあるLalla Essaydiの作品を見る。ちょっと前までには次に寄ろうとしているLaurence Millerで作品を見せていた。角を曲がったギャラリーに作品を移す理由などを考えながらギャラリを巡る。
次はLaurence Miller。ここでは僕のスタジオの近くに住むRay Metzkerの作品が飾ってある。Ray Metzkerとは顔を合わせたことがないが彼の家を自転車でよく横切る。多分フィラデルフィアで一番知られている写真家ではないだろうか。今回の作品は暗室で実験的に作っている物でネガなどを使わず印画紙と光と薬品だけでイメージを作っていた。つまりは一枚一枚がオリジナルである。
Laurence Millerからでて来た頃には空がめっきり暗くなっていた。最後は居酒屋大将で焼き鳥を食べビールや日本酒を飲みながら皆で楽しい時間を過ごす。途中からICPで一日中クラスでプリントしていたOmarも合流した。恒例のNYギャラリーツアーの締めくくりである。次回はAIPADが行われる春に生徒を連れてNYに訪れることになりそうだ。
Photo Credit: Al For
春分の日
20 hours ago
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