4/25/2008

これからの作家/作品

Kevinと昼食から帰ってくるとメッセージが留守番電話に残っていた。Susanという女性からの電話であった。

彼女は面識がないのだが一ヶ月ぐらい前にワークショップがNJにある写真センターで行われそこで彼女の作品を見る機会があった。彼女の作品がとても気に入ってスタッフの人に僕の方に連絡をしてくれとカードを渡してきた。Project Bashoのギャラリーで作品を見せて欲しいというのが僕の思ったところであった。

少しずつではあるがこのような何下もない機会に目に留まった作品を見つけるとこちらから積極的にコンタクトを取り始めている。これからギャラリーで発表していく作品を集めているのである。

気に入るものに特に決まったものはないのだが一番重要なのはプリントなどを含めての「クラフト」と自分で閉じ込めようとしている「感性」みたいなもののバ ランスがとれている作品を探している。後欲を言えばプリントを見たときにプリントとしての「愛らしさ」みたいなものがあると余計いい。

とても抽象的に聞こえるが実際にそのような作品に出会うとその時に自分が探しているものがとてもはっきりして納得がいくのである。そんな作品を見た時にあー写真をやめないで長く関わってきてよかったなと思うのである。

ぼくたちのギャラリーでは個展としてのショーを行うことをあまり考えていない。写真家一人の作品を見せるよりも二人ぐらいの作品を組み合わせていくことに興味がある。そうすることによってほかの角度から写真家の作品を理解できたり写真の役割や利点みたいなものを提示しようと思っている。つまりこのように新しい作 品を見つけた時に頭の中でどの写真家の作品と組み合わせるのかを考えるのである。この作業がとても楽しくて仕方がない。

すでにこのような感じで今まで何人か声をかけてきている。Project Bashoピンホールやガムプリントのワークショップを行っているScott McMahonに声をかけた。前々から彼の作品を見せたいと思っていた。一緒に彼の大学時代の先生であるSarah Van Kurenの作品を見せたらどうかと思っている。彼にしてみれば彼女はとても影響を受けた作家であるしSarahにしてみればScottは一番彼女が教えたものを吸収してくれた生徒の一人であろう。二人の作品を見せることによってその作家同士の影響みたいなものを見せることができたらと思う。

APUGのギャラリーで何人かの人に声をかけている。12x20を使って夜の写真を撮っているMatt Magruder 。彼は他にも廃墟の写真などを撮っているがこの夜のシリーズが一番面白いと思う。最近声をかけたGene Laughterという人でブロムオイルの作品を作っている。APUGで見る限りイメージとしてのまとまりがあまりないのだがこの辺はセレクションする時になんとかうまくまとめてみたい。

他にも僕の知り合った人で作品の発展を見てきた人もいる。メイン州に住んでいるGaryはAndreaのワークショップを一緒に取った時からの知り合いである。彼は自分のビジネスを売ってから写真活動だけをしながら毎日を過ごしてきている。といってもコマーシャルなものを撮っている訳でなく真剣に作品作りをしてきている。

前から興味があるのは自分の家族を取り続けた作品である。彼は離婚をしてから家族とは離れて住んでいてたまに二人の息子と時間を過ごす。その機会がある時にこの息子たちの写真を撮るのだがこの写真がとてもいい。今ではWet Plate Collodionでガラスネガを作りそこからシルバーのプリントを起こしている。最近見たものに一番最初にギャラリーで行ったFriends of Project Bashoショーで見たものがある。自分の息子を撮ったものなのだが彼の胸に残っている傷を上半身裸でポートレートを撮っている。目をつむっている息子の表情と胸にある傷そしてコロジオンによってできている表面の波みたいなテクスチャーがとてもうまくかみ合っている。

何せ写真をたくさん見ているのだがこのような作品に出会うことがあまりない。なのでギャラリーを活用してこのような作品を発表していきたい。

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